本多静六著「本多静六自伝 体験八十五年」を読んだのでポイントを纏めます

日本版「バビロンの大富豪」とも言われる本多静六さんの本を読みました。

今回読んだ本は、「本多静六自伝 体験八十五年」です。

この本は本多静六さんの生い立ちから生涯を終えるまでの自伝が書かれているのですが、その最後に「幸福についての考え方」が載っています。

この「幸福」のためのエッセンス、蓄財投資の方法もまとめて紹介したいと思います。

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本多静六さんとはどんな人なのか

本多静六さんは日本では蓄財投資法で莫大な財産を築いた方として有名だそうです。

私は人からオススメだよとこの本を紹介されるまで全く知りませんでした。ただ、本を読んでいると「どこかで聞いた教訓だな」と思われる話がたくさん出てきます。本多静六さんの名前は知らなくても、私のように本多静六さんの教訓を知っている方は日本にはたくさんいるのではないかと思います。

本多静六さんは慶応2年(1866年)に6男として生まれましたが、決して裕福な家庭ではありませんでした。特に学生の時に父親が亡くなってからは家族全員が極度の切り詰め状態を送っていたそうです。

本多静六さんは、貧しいが故に「勉強に打ち込みたい」という気持ちを強くしたそうです。

その性格は頑固で一度心に決めたことは、誰がなんと言おうとそれを曲げることができない性格だったそうです。

そしてかなりの努力家でもありました。

学生時代の本多静六さんは稼ぎのうちの自分に残ったお金すべてを学費に当てていたようです。さらに毎日4時間程度の睡眠で勉学に励んでいたそうです。

東京農科大学へ入学後も一度は落第するものの猛勉強して首席で卒業します。

さらにその後ドイツに私費留学してミュンヘン大学で国家経済学博士号を取ります。

帰国後に東京農科大学の助教授となり、「4分の1天引き貯金」「1日1頁の原稿執筆」を開始したそうです。

研究生活の傍ら独自の蓄財投資法と生活哲学を実践して莫大な資産を築きます。

1927年に定年を期に全財産を匿名で寄付されたそうです。

生涯で370冊余りの著作を残されました。

本多静六自伝を読んだ感想

本多静六さんは若いうちの貧乏経験がのちに生きたと本書で述べています。

人は人生のうちに一度貧乏の味を嘗めておくと、金や物の有難味も、人情もわかって、大いに後々のためになる。しかも貧乏の体験はなるたけ若いうちに早く済ますのが良い。老人になってからの貧乏の体験は、人生に裨益することも少なく、その効用を応用する期間も短く、悲惨に終わるものが多い。

貧乏の体験は「青年への最も貴重なる遺産」と言われるのである。

(「本多静六自伝 体験八十五年」P.62より引用)

そして若いうちに質素倹約を学んだおかげで、収入が増えてからも同じように堅実な生活を続けるのです。

よく「若いうちの苦労、貧乏は買ってでもしろ」と言いますが、まさにこの言葉は本多静六さんも同じように言っているのです。

そして、本多静六さんの本で一番感銘を受けたのが、本書の最後にまとめられている「幸福のあり方」と「蓄財の方法」なのです。

有名な著書である「バビロンの大富豪」では収入の10分の1を貯金するように勧めていますが、本多静六さんが実践されていたのは、毎月の収入の4分の1の貯金、そして臨時収入は全て貯金という蓄財方法だったのです。

本多静六さんの「幸福」「成功」のポイント

本多静六さんの提唱する「幸福」のポイントについてまとめます。

幸福は6つの条件を持っているものと提唱されています。

幸福の6つの条件

①心身の健康
常に心が爽やかに保たれ、身体はいつも活力に充ち満ちている状態です。

何もかもが明るく面白く感じられるので、容易に幸福を自分のものにすることができるのです。

②自分の望みが叶うこと

人には様々な欲望があります。

幸福とは、全てが人並みの水準に達し、世間並みの暮らしをしながら、その上で自分が特に願う望みが叶う状態だというのです。

③自分の働き、自分の努力によることである

自分の望みがかなった状態が幸福ですが、それが偶然や他人の恩恵ではなく、自分自身の努力によってなされたものでないと満足感が得られないのです。

④素直な心の感じ方

私たちはあらゆる場合の事と物を、できるだけ幸福に感じ取るよう精神上の修行が必要なのです。

⑤比較的、かつ進歩的である事

人生の幸福は固定的ではないのです。資産が1億円あった人は2億円、3億円と以前と比較して増えなければ幸福だとは感じないのです。

永久的に幸福を持ち続けるためには、絶えず永久的に努力精進を続けなければならないのです。

⑥社会の希望に反しない事

社会の一員である以上は、自分の欲望を満たす行為が反社会的ではあってはならないのです。

必要以上の大邸宅を構える事や、華美な服装や贅沢な生活をする事も、見る人には好感を持たれずに社会の希望に反する結果となるので幸福ではないのです。

成功への近道

自分の人生の成功を願うのは誰もが持っている夢だと思います。

その成功への近道についても本多静六さんは7つ紹介しています。

1、常に心を快活に持つー楽天主義。

2、専心その業に励むー職業の道楽化。

3、功は人に譲り、責は自ら負う。

4、善を称し、悪を問わず。

5、好機はいやしくもこれを逸せぬこと。

6、倹約貯蓄ー4分の1貯金の実行。

7、人事を尽くして天命(時節)を待つ。

(「本多静六自伝 体験八十五年」P.250より引用)

本多静六さんの自伝は平成の時代を生きる私たちには若干古く感じられる部分もありますが、それでも考え方は同じ日本人として理解できることが多くあります。

バビロンの大富豪などはどうしても外国感が拭えないのですが、本多静六さんの考え方は日本人が生まれた時から植えつけられている「他人との調和」「質素倹約」など日本人が読むには最適な「成功哲学の本」だと感じました。

欧米の本に見られるアメリカンドリームにも憧れるけど、なんかちょっと違うんだよね、イメージつかないんだよねという方であれば、是非一読していただきたい本だと思います。

そして月収の4分の1の貯金、臨時収入全ての貯金、さらに1日1頁の原稿執筆を続けることができれば、確実に億万長者になれるだろうと思います。

本多静六さんは努力の人だと感じました。

普通の人であればなかなかできない努力を長年続けていたからこそ、莫大な資産を築くことができたのだと思います。

「成功をするには本能の反対をいく」「短期的な欲求を先送りしろ」とX-Family Officeでも学んできましたが、貧しい家庭で育った人が億万長者になるにはこれ以外に方法がないのだと納得出来る本でした。

本多静六さんの努力の人生、そして考え方をもっと詳しく知りたい方は是非、本書を読んでみてください。

私とは違う、自分なりの気づきがたくさん得られると思います。

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